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  着物
日本独自の文化である着物
素敵に着こなせたらいいと思いませんか。
着物の基礎知識をたっぷりご紹介しています。

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 最近になって着物の着付けを習い始めました。私の両親は、家が
隣同士で結婚したので、私にはつねに4人のおじいちゃんとおばあ
ちゃんが近くにいました。兄弟も3人で、隣に住むいとこも3人
姉妹で、かつ実家が小さな会社を経営していましたから(今も健在
ですが)、小さい頃から毎日わさわさと人に囲まれて育ってきたん
です。
 
 さて、着物と何の関係があるの?って話ですが・・・こんな人が
たくさんあふれた状況の中でも、2人のおばあちゃんたちはいつも
着物をきて過ごしていました。ちなみに実家は東京都内です。
 おばあちゃんたちは、町内の老人会で作る「日本舞踊」の集まり、
今で言うサークル活動に参加していたせいもありますが、踊りの
ない日でも毎日、当たり前に着物を着ている人たちでした。

 幼いながらに、凛としたその姿勢やたおやかな物腰、着物って
素敵だなあ〜といつも感じていました。ですから、母も着付けが
できることが当たり前だったのでしょうね。私たち子供の幼稚園
時代〜大学・そして今に至るまで、あらゆるシーンで特別な日の
装いはいつも着物でした。


 子供の頃から、母がシュっシュと腰紐を引く姿、襟をきれいに
抜いてしゃんと帯を締める姿、そうやってまったく別の母に変化
していく様子を見ているのが好きでした。
 
 ですから、私自身も大きな行事はもとより、お正月やちょっとした
親族の集まりにはいつも、着物を着せてもらっていました。でも、
着物を着るって苦しくて苦しくて・・・いつも痩せ方だった私は補正
だといって、何枚ものタオルを(時にバスタオル!)ぐるぐるまかれ
て、今みたいにゴムのバンドがあまり普及していない頃でしたから、
腰紐でこれでもか!というくらい締められて。嬉しい気持ちと一緒に
苦しい思い出です。

 さてさて、私ももういい年になりまして、母に「あなたもそろそろ
一人で着なさい!」とばっさり見放されまして・・・とりあえず練習
用の洗濯機で洗える着物(!)を買ってもらいました。
「今は便利だし安いし、いい着物を買って緊張しながら心配しながら
着る必要がないんだもの、いいわよね〜」と母に言われつつ、
「無料着付け教室」の扉をたたいたのです。

 「無料?」 そうですとも。だって着付け講師になりたいわけでは
なくて、とりあえず着方も知っていたし、なんとなくは一人で着られ
ていたので、こつというか技術を教えていただき、復習させていただ
きたかったから。でも無料教室でも、着物を勧められたり、しつこい
勧誘を受けたりはしませんでしたよ。自分の意思で先のコースに進む
方はいらっしゃいますが、お月謝的にはとても安価ですから、もし
着付け教室に興味があるかたは、無料のお教室を開いている「着物
学院」を体験されることをお勧めします。

でも無料のお教室のプログラムに、問屋さんなどお店を「見学」する
ことが含まれているようなのは、ちょっと・・・かもしれません。
まあ私自身が体験したわけではないので、否定的なことを言うつもり
はありませんが(お友だちの話です)。

 着物を普段着にさっと着たり、ちょっとしたお出かけやランチ、
美術館やショッピングに来て歩けるようになったら素敵ですよね!
 着物ってやっぱり日本だけのオリジナル文化なんですね。知れば
知るほど魅力に惹かれていく〜納得です。

 ここでは「着物を好きになる」あるいは興味をもっていただく
きっかけになればと思い、基礎・基本的なことを簡単にまとめてみま
した。私自身まだまだ勉強中の身なので、そうそう深い知識はありま
せんが、そのあたりはご容赦くださいね〜。


☆着物の種類と着こなし編    

 ★小紋(こもん)

 さまざまな模様を一方向に繰り返し型染めした着物の種類を小紋
と呼びます。          模様の大小にかかわらず、型染
め繰り返し柄は小紋です。模様の種類や帯び合わせによって、華や
かな席も楽しめる用途が広い着物です。気軽に楽しむには名古屋帯を
改まった席には袋帯を合わせると素敵です。

 ★紬(つむぎ)

 紬は絹織物の一種で、真綿糸や玉糸を用いた、先染め・平織りの
織物を意味します。全国各地で織られており、結城紬や塩沢紬など
産地名をつけたものが多いです。
 無地もありますが、絣、格子や縞などが主で、模様を織り出した
絣は高い技術を要します。
 おしゃれ着として人気があります。

 ★御召(おめし)

 徳川将軍の御召物から名前がつけられたといわれる、高級絹織物
で、京都・新潟・山形で生産され、さらに刺繍のように見える縫い取
り御召もあります。

 ★木綿
 
 木綿糸を使用した織物で、日本各地にさまざまな綿織物がありま
す。有名なのは久留米絣で、江戸時代後期に、井上伝という女性が
もめにとを使用して作り始めたといわれています。藍染に白絣が
中心ですが縞や格子柄のデザインも人気があります。

 ★色無地

 色無地とは紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)や紋綸子(もん
りんず)などの素材の、黒以外で一色染めにした無地の着物です。
同色のすそぼかしも色無地の一種です。
 袋帯を合わせてお茶席や記念式典に、黒共帯(黒なごや帯)を合
わせて半喪(通夜、法事など)にまた調和のよい帯を合わせれば
華やかな席にも素敵です。

 ★江戸小紋

 江戸小紋は極小模様の型染で、おもに一色染めの着物です。
江戸時代、武士の裃にそれぞれの藩が定めた小紋を用いたことから
発展しました。一つ紋をつけて略礼装にしたり、おしゃれ着にしたり
重宝する小紋です。

 ★訪問着・付下げ

 訪問着はおもに、胸・肩・袖・裾などに模様がつながるように染めた
着物の総称で、付下げは着尺を仕立てたときに模様が、肩山、袖山を
頂点にして前身ごろ、後見ごろの両面に、上向きに配置されるように
染め上げた着物のことをいいます。
 素材は、基本的には一越縮緬、紋意匠縮緬、夏には絽などがあり
ます。付下げは仰々しくない柄なら、訪問着よりも着こなしの幅が
広がります。訪問着は袋帯を合わせてパーティーやフォーマルな場所
にもむいています。

 ★振袖

 未婚女性が着る礼・正装用の袖丈が長い着物です。袖の長さによっ
て、大振袖、中振袖、小振袖があります。フォーマルな着物ですから
重ね襟をあわせ、太目の帯締め、ボリューム感のある絞りの帯揚げ
などで華やかに装うと素敵です。袋帯は立て矢結び、ふくら雀などが
いいでしょう。
 近年は大学の卒業式での袴スタイルが定着しているようですが、
小紋と袴の組み合わせにブーツを合わせるなど、個性的な装いも楽
しめます。

 ★黒留袖・色留袖

 黒留袖は黒地に染め抜きの五つ紋をつけた絵羽裾模様で、既婚女性
の慶事の第一礼装です。色留袖は黒地以外の色時の裾模様で、未婚者
でも着用できます。五つ紋のほか、三つ紋、一つ紋があり紋の数に
よって格式が決まるといわれています。正式な席で訪問着代わりに
着ることもあります。

 ★喪服

 喪服は大きく分けて黒一色喪服と色喪服があります。黒い着物に
黒い帯の喪服は、喪の第一礼装で告別式に着ます。通夜、一周忌、
三周忌などの法事には色喪服に黒い帯や小物を合わせて装います。
 

☆基本的な帯の種類   

 着物にも礼装や普段着があるように、帯も着物に応じて選びます。
格式、材質、色彩などそれぞれの調和を大切にして、美しい着こなし
をめざしましょう。

★丸帯

 最も格式高い帯。広幅(約68cm)に織られた紋織の生地を二つ
折りにして仕立てます。長さは袋帯とほぼ同じで4m20cmです。
現在ではあまり使われていないようです。

 ★袋帯

 一般的には表に柄があり、裏は無地で、二枚を縫い合わせてある
のが一般的です。長さは4.2m表全体に柄があるものを全通、
六割程度柄があるものを六通と呼んでいます。夏物には絽や紗が
あります。

 ★なごや帯(九寸帯・織り)

 大正時代に名古屋で考案されたものといわれているなごや帯。
一般的に使用され始めたのは、昭和に入ってからだとか。仕立て上
がりの幅が、太鼓部分で30cm。長さは3m60cmくらいです。
結んだときのお太鼓部分が一重太鼓になります。

 ★なごや帯(九寸帯・染め)

 友禅、刺繍、型、絞りなどの技法で模様を表現したなごや帯を染め
なごや帯といいます。形は織りなごやと同じですが、お太鼓柄といっ
てお太鼓の部分と前帯に模様をつけたものが多いです。

 ★袋なごや帯(八寸帯・かがり帯)

 袋なごや帯は仕立て上がりが、幅30cm、長さが3m60cm
くらいの帯です。なごや帯のように裏地をつけず、お太鼓になる部分
を二重にして、裏に折込みかがります。ざっくりとした風合いが特徴
で、紬などのカジュアルな着物に合わせます。

 ★博多帯・半幅帯

 博多帯は福岡県の博多を中心に生産される帯です。仏具の独鈷や
花皿などの模様が表現されることが多いようです。博多献上帯の名前
の由来は、かつて黒田藩から幕府に献上したことによるといわれて
います。半幅帯は、並幅に対して半分の幅の帯です。主にゆかた用
でしたが最近は種類も豊富で楽しめる帯になりました。


 そのほか、着物の装いには帯締めや帯揚げなど、小物合わせの楽し
さがあります。また、半襟や長襦袢や八掛(裾回し)などにも色遊び
ができる部分が大きいので、着物生活に慣れてきたらぜひ、いろいろ
と試してみたいものです。
 
 今はDVD付の着付け教本や、着物文化を広めるための教本
などなどたくさん情報もありますからいきなり着物問屋の敷居を
またぐのが心配な方は、事前知識をつめこんでから、リサイクル着物
のお店などからのぞいてみてはいかがでしょうか。習うより慣れろ!
これ実感です。
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